どうも、音楽好きブロガーのもちきんです。
邦ロックの歴史を自分なりに振り返ってみるシリーズの第三弾です。
これまでの記事はこちら。
今回は、1990年代後半〜2000年代前半を振り返ります。
1990年代後半
超バンドブーム。
メロコアやヴィジュアル系が流行った時代。
1997年に開催されたフジロックを皮切りに、フェスが盛り上がってきた時代でもある。
これから紹介するバンドを見てくれたらなんとなく感じると思うけど、この時代のバンドが以降のバンドに最も影響を与えていると思う。
Hi-STANDARD
通称ハイスタ。
メロコアの元祖。
AIR JAMの発案実行者。
今メロコアやっているバンドは全員ハイスタ尊敬していると言っても過言ではない。レジェンド。
この年代のインディーズバンドの代表。
彼らがどれだけ凄いのかを伝えることが難しい。
一番分かりやすい実績は、4th Album 「MAKING THE ROAD」がミリオン達成したことだと思う。インディーズがだよ?
当時インディーズは広告で宣伝なんか出来るものではなかった。
それがミリオン。そんなバンド。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
大好き。
ガレージロック枠。
アベフトシの超絶カッティングギターに影響を受けている人間はめちゃくちゃいる。
Mステのt.A.T.u.事件は伝説。
#今日はこの一曲
“ミッドナイト・クラクション・ベイビー” / Thee Michelle Gun Elephant
Mステで楽屋から出てこないt.A.T.u.の代わりに急遽演奏した伝説の夜。ステージも歌詞のスーパーもない中で、ただひたすら全力でロックを叩きつけたミッシェル。あの日興奮で沸騰した僕の血液は今も熱いままだ。 pic.twitter.com/V8lXOGNqT7— レナード (@Leonard_3104) February 19, 2019
この時のチバユウスケよりかっこよくタンバリン叩ける奴いないだろ。
このバンド知らなくて聴いて「あ、いいな」って思ったらROSSOやThe Birthdayもオススメ。
Voはチバユウスケ。
The Birthdayに関してはドラムのキュウ(クハラカズユキ)も同じ。
ギターの藤井謙二もめっちゃいいぞ。
JUDY AND MARY
Over Drive
JUDY AND MARY
J-Pop
¥255
当時の有名枠。
YUKIがVoをつとめていたバンド。
NUMBER GIRL
SUPERCAR、くるりと共に97年世代と呼ばれたバンドの一つ。
詳しくはこれらの記事をチェック。
今の高校生や大学生は何を聴くんだろうと思って断腸の思いでtiktokをインストールしオススメの曲晒すみたいなタグ見たら、サイダーガールとかいた。
結局お前らこの時代の影響に支配されてんぞ。その辺が好きならこの3バンドくらいは知らなかったら聴いとけ。
皆いしわたり淳治という天才の手のひらの上よ。
X JAPAN
こちらも伝説。
V系枠。
元はXというバンド名だったがアメリカに同バンド名の存在が確認されX JAPANに改名。
この人らがいなかったら今V系とか存在しないんじゃないか。そんな存在。
2000年前半
この頃からTVには出ないけど有名なバンドっていう概念が生まれたイメージ。
今30歳ぐらいのバンドマンが10代の頃に熱狂していたバンド達を紹介する。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
BUMPと迷った。
ぼくはアジカンって安定しているスタンダードなバンドっていうイメージなんだけど、皆どういうイメージ持ってるんだろう。
今はどうか知らないけど、ぼくらの時代って邦ロックの入り口にアジカン・BUMP・エルレ・RAD(ちょっと後の時代。2000年代後半)があったんだけど、その中でもトップというか、真ん中にいるイメージがあった。
そんな存在。
ELLEGARDEN
はい、そのエルレ。
なんで改めて紹介したかというと、ジャンルが違うから。
時代が違うので少しずれた表現にはなるんだけど、今のオルタナ系orラウド系orその他(シティやらなんやら)みたいな派閥や境界線みたいな枠組みでいうとオルタナ系はアジカンやBUMPに対し、ラウド系はエルレみたいな、そんな立ち位置のイメージ。
そいう意味ではラウド系の元祖になるんじゃないかと思っている。
※ここでのラウドの意味合いはメロコアやメタルやパンクも入る。
ART-SCHOOL
斜陽
ART-SCHOOL
オルタナティブ
¥255
オルタナ系の中でちょっと外れた部分。
アングラになるのかな。
アジカンやBUMPが光とするなら、ART-SCHOOLは闇。そんなイメージ。
これ大丈夫かな、ファンに見られたら怒られそう。
コアなファン層が多いバンドの代表格。
この時代で他にコアなファン層がいるバンドで有名なのはゴイステやSyrup16g。
彼らは彼らでまた方向性が違う気がするけど、まぁそんな感じのイメージだ。
コアな部分とは言ったが、今のバンドに残している影響は果てしない。
L’Arc〜en〜Ciel
V系枠。
活動休止期間以外全体的に活動していて人気あるからどこに入れるか迷った。
欧州行ったりしてるの2008年だしこれでいいでしょ。
the GazettEやナイトメアが流行ったのもこの時期あたりから。
ORANGE RANGE
花
ORANGE RANGE
ロック
¥255
天才。
有名すぎて語ることがない。
2000年代前半というか、2000年代を支配していた。
楽曲の幅広さは彼らの魅力の一つなので、有名な曲以外も聴いてみると面白いかもしれない。
ぼくは、7th Album「orcd」に収録されているInsaneという曲を聴いて驚いた記憶がある。
THE BACK HORN
この曲は2007年だけど、バックホーンらしい曲で貼れるのがこの辺の年代のしかなかった。
熱いバンド。
今ってこういうバンドいないよね。
ロックらしいというか、中身危ないというか、なんだ。分からん。伝われ。
ACIDMAN
大好き。多分一生聴く。
2000年代後半で紹介するか迷った。ここらへん微妙なんだよな時期が。
正直何言ってるのか分からない歌詞やMC、独特なコード進行、高い演奏力、にも関わらず聴いていて退屈するどころか溢れんばかりの熱量を生み出すライブ、どれをとっても唯一無二。
後継者がいない。いるなら教えてくれ、全力で応援する。
次回へ続く
というわけで、今回は1990年代後半と2000年代前半の邦ロックを振り返った。
書いてて思ったんだけど、2000年代のバンド、振り分けが難しいのがちらほらいる。前半・中ば・後半で分けるべきだったか。
多分読んでて「ん?このバンドなくね?」と思ったバンドは次に出てくると思う。
そんな訳で次回は、2000年代後半を振り返っていこうと思う。
ではでは、また次回の記事で。