どうもこんにちは!ミステリー好きブロガーのもちきんです!
突然ですが、『屍人荘の殺人』という推理小説をご存知ですか?
小説家「今村昌弘」のデビュー作であり、今年(2019年)に「神木隆之介」氏主演での映画公開が決定している、今最も話題のミステリー小説です。
『屍人荘の殺人』の魅力
今回は、そんな『屍人荘の殺人』の魅力について、個人のレビューを含めてお話していきます。
それでは、いってみましょー!
『屍人荘の殺人』 あらすじ
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、いわくつきの映画研究会の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。
緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り、謎を解き明かせるか?! 奇想と本格が見事に融合する選考員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作。
(引用:東京創元社HP -屍人荘の殺人- http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488025557 )
鮎川哲也賞受賞とミステリーランキング驚異の4冠
この作品は、第27回鮎川哲也賞の選考において、選考委員(北村薫氏、辻真先氏、加納朋子氏)の満場一致の決定で受賞されています。
そして、国内のミステリーランキングの1位を4つも獲得しています。
・このミステリーがすごい!(2018年)
・週刊文春ミステリーベスト10(2017年)
・本格ミステリ・ベスト10(2018年)
・本格ミステリ大賞(第18回)
ちなみに、本格ミステリを除いた3冠を達成したのは、「東野圭吾」の『容疑者Xの献身』に次いで二人目であり、新人がデビューで成し遂げたのは空前のことです。
著名な推理小説家が絶賛
「館シリーズ」や「Another」で有名な綾辻行人氏は
話題の特殊設定と「端正な本格」との、たいへん良いバランスでの融合。
リーダービリティの高さも立派ですね。とても楽しい一気読みでした。
(引用:『屍人荘の殺人』創元推理文庫 帯)
と。
「学生アリスシリーズ」や「作家アリスシリーズ」で有名な有栖川有栖先生氏は
ここ数年来、本格ミステリが新たな時代に入ったことを感じていた。
ついに新・新本格の「目玉」が入った。有栖川有栖氏 (引用:『屍人荘の殺人』創元推理文庫 帯)
とこの作品を絶賛しています。
また、有栖川有栖先生はこの小説を「怪物的な傑作」と評しています。
『屍人荘の殺人』 レビュー
非常に面白いです。
そして何より新しい。
ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、あらすじにも書いてある、紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる原因となった「想像しえなかった事態」が予想の範疇を軽々しく超えてきました。
まだ殺人事件が始まってないのにビックリさせられる事はあまりないと思います。
事件も本格ミステリと呼ぶに相応しい内容です。
特殊設定なしでも抜群に面白い。
間違いなく特殊設定でなくミステリとして評価されているな、と感じる。
あなたも『屍人荘の殺人』を読んでみては?
いかがでしたでしょうか。
あなたも『屍人荘の殺人』を読んでみてはいかがでしょうか。
ではでは、また次回の記事で。